エアコン取り付け時の穴あけ工事とは?

注意点も確かめよう!

エアコンの設置には、配管用の穴を壁にあけないといけません。エアコンは室内機と室外機で構成されており、これらをつなげる配管が必要です。そのため配管を通すには、壁に穴をあけなければなりません。複雑な作業なので、業者のサポートが重要です。今回はエアコンの穴あけ工事をスムーズに進めたい方のため、その定義や注意点をまとめました。記事の後半では、穴をあけずにエアコンを設ける方法も紹介します。生活状況に合わせて、セッティングを決めてください。

1. エアコン取り付け時の穴あけ工事とは?

エアコンの穴あけ工事とは、設置に必要な作業の一部です。本体からは、配線やドレンホースが出ていて、これを屋外の室外機につながなければなりません。生活の邪魔にならないためには、壁に穴をあけ、そこを通してつなぐのです。

エアコンの配線ができないと、本体の電源を入れられません。またドレンホースは、本体に溜まった水を外に出します。どちらもエアコンの正常な作動には欠かせません。エアコンを取り付けるには、配線やドレンホースのために、穴あけ工事が必要です。

2. エアコン取り付けで穴あけをするときの注意点

エアコンを取り付けようと思っても、壁に穴をあけられないかもしれません。あけられる場合も、正確な位置決定が大切です。DIYでは難しいので、業者に頼りましょう。穴あけ工事をめぐる注意点を、以下で3つ紹介します。

2-1. 穴をあけられない壁に注意

壁によっては、穴をあけられず、エアコンを取り付けられません。材質の都合上、穴をあける工具を通せなかったり、過剰なダメージを与えると直しにくかったりします。とくに引越しの際は、新居にエアコンを設けたい方もいるでしょう。設置予定の場所において、壁の状態を確かめてから、エアコン導入を決めてください。

たとえば、タイル壁は、硬くて割れやすいので、穴あけ工事をしづらいといえます。ほかにも賃貸の鉄筋コンクリートでは、電線が埋め込まれている可能性に注意です。穴をあけるときに電線を傷つけてしまうかもしれません。さらに耐震強度に影響を与えるおそれから、管理者が工事を認めないケースもあります。このように壁の材質次第では、そもそも穴をあけられず、エアコンを設けられないおそれがあります。

2-2. 穴あけ位置を正確に決めよう

エアコンを取り付けられるときも、穴あけ位置の正確な決定が大切です。標準的なのは、室内機の位置に対して右下です。さらに穴に対しては、室内から外へ向かい、ななめに勾配をつけましょう。勾配をつけないと、排水がうまくいかないおそれがあります。排水がとどまったり、逆流したりするからです。これによって水漏れが起きやすくなります。そうなるとエアコンの故障や、部屋の環境汚染につながるでしょう。エアコンで快適に過ごすためにも、穴あけ位置を間違えないでください。

2-3. 穴あけ工事は業者依頼がおすすめ

穴あけ工事は、業者依頼がベストです。壁に穴をあける作業は、DIYでは難しいといえます。素人にはわからないような、筋交いや鉄骨などが入っているからです。一方でエアコンの作業実績が豊富な業者なら、工事の諸問題に対処できます。たとえば間違った場所に穴をあけて、壁にダメージを与えるリスクを抑えられるでしょう。ドリルのような工具も、壁の材質に合わせて選びます。プロの業者に頼めば、作業をスムーズに済ませられるでしょう。

3. 穴あけ工事なしでエアコンを取り付ける方法は?

エアコンをつけたくても、壁に穴をあけたくない方もいるでしょう。その場合は穴あけ工事なしで取り付ける方法を考えてください。窓用エアコンの設置や、窓枠パネルの活用がおすすめです。それぞれの詳細を、以下で見てください。

3-1. 窓用エアコンを設ける

窓用エアコンを使えば、壁に穴をあける必要がありません。室内機と室外機が一体だからです。作業規模の抑制により、低予算で取り付けられるかもしれません。たとえば、賃貸物件では窓用エアコンが選択肢です。

管理者によっては、部屋の壁への穴あけを嫌がります。入居者と管理者両方が納得するうえでも、窓用エアコンが選択肢です。こちらなら簡単な取り付けで、部屋の景観も守れます。

3-2. 窓枠パネルを活用する

壁に穴をあけたくない場合、窓枠パネルの利用もおすすめです。こちらも簡単に取り付けられ、ローコストで作業を終えられます。予算を抑えられるうえ、きれいな壁を守れるのです。ただし窓枠パネルには、デメリットもあります。窓がきちんと閉まらず、隙間ができるかもしれません。防犯対策に不安が残る方もいるでしょう。窓枠パネルを使ったエアコン設置では、防犯対策についても業者と打ち合わせましょう。それでも低予算で簡単に取り付けられるのはメリットです。

4. まとめ

エアコンの設置には、基本的に壁への穴あけ工事を要します。室内機と室外機をつなぐためです。部屋によっては、穴あけができない可能性もあります。設置場所の環境を踏まえながら、最善策を考えましょう。一方で壁に穴をあけない方法として、窓用エアコンや窓枠パネルの活用などがあります。壁の損傷を防ぎたいなら、こちらを考えてもよいでしょう。いずれにしてもエアコンの穴あけ工事について、業者と入念に打ち合わせてください。

「Kizuna住設」では、エアコンのエキスパートが対応します。穴あけ工事も、熟練の業者におまかせです。空調設備の設置をお求めの方は、当サイトまでお問い合わせください。