賃貸でのエアコン設置の重要ポイント!室外機設置場所について詳しく解説

賃貸でのエアコン設置の重要ポイント!室外機設置場所について詳しく解説
連日の猛暑が続く夏は熱中症を回避するために、また底冷えのする寒さの厳しい冬には体調管理のため、エアコンはなくてはならない家電です。
しかし、賃貸物件にお住まいの方々の中には、エアコンの室外機設置場所に悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、賃貸でのエアコン設置で課題となる室外機の設置場所確保の方法や、
万一見つからない場合の代替案をご紹介します。
室外機の設置場所に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸でのエアコン設置:基本事項
賃貸物件の場合、エアコンの新規設置や増設する際は大家さんに許可をもらう必要があります。
ここでは、賃貸でエアコンを設置する場合の基本的な事柄について見ていきます。
賃貸ではエアコンを勝手に設置するのはNG
賃貸物件でエアコンの新規設置や増設をする際は、必ず大家さんの許可が必要です。
無断でエアコンを取り付けるのはルール違反とされています。
エアコン設置には、壁に穴を開けるなど資産を傷つける工事が含まれるからです。
後のトラブルを避けるためにも、事前に大家さんや管理会社に許可を得ておきましょう。
エアコン取り付け費用:通常は大家さんが負担
エアコンの設置費用は、賃貸物件の場合、通常は大家さんや管理会社が負担してくれます。
賃貸借契約書に「冷暖房設備:有」と記載されている場合や、修繕費用負担の条項が含まれている場合は、設置費用を負担してもらえると考えてよいでしょう。
しかし、エアコン取り付け費用は誰が負担するのか、入居前の確認が重要です。
賃貸でエアコンを設置する際の注意点
賃貸物件では、エアコンの設置場所が確保できない場合や、配管穴や室外機の設置スペースがない場合もあります。
また、エアコンの取り付けや台数に制限がない場合も、設置作業によってできた穴や傷によっては退去時に修繕費用を請求されるケースもあるため注意が必要です。
退去時の修繕費用についても、大家さんに確認しておきましょう。原状回復義務に基づく費用負担への理解が大切です。
室外機設置場所がない時は?
エアコンを新たに取り付ける際は、室内機だけではなく室外機の設置場所も考慮しなければなりません。室外機には特別な設置条件があります。
一部の賃貸物件ではこれらの条件を満たせないため、設置困難なケースが出てくるのです。
そこで今回は、賃貸物件でエアコンの設置を検討している方に向けて、「室外機を設置できないケース」や「室外機の設置条件」について詳しく解説します。
室外機設置:賃貸物件での難しさ
賃貸物件にエアコンを設置する際、室外機の設置場所が確保できないケースもあります。
壁掛けエアコンは室内機と室外機が配管でつながっており、配管を通すための穴開け工事が必要です。
しかし、賃貸物件ではこの工事が許可されない場合もあります。
室外機を置けないケース
室外機の設置が難しいケースとして、以下のような状況が考えられます。
- 隣家と密接している
- スペースが狭くて物を置く余裕がない
- マンションなどでエアコンを設置したい部屋にベランダがない
- 壁に穴を開ける工事が許可されない
- マンションの共用部分である廊下に物を置けない
こうした条件に該当する場合、室外機の設置は困難となります。
2-3.室外機の設置条件とは?
それでは、室外機を設置するためには、どのような条件が必要なのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
まず、必須条件としては以下の内容が挙げられます。
- 室外機を水平に取り付けられる
- 室内機と室外機の距離が遠すぎない
- 外機周りに通気スペースがある
次にあればなおよいとされる条件は以下のとおりです。
- 直射日光が当たらない
- 雨にさらされない
- 雪で覆われない
少なくとも必須条件を満たさない場合、エアコンの設置は難しくなります。
ただし、どうしてもエアコンを設置したい場合は、後述する対策・代替案を参考に専門業者への依頼を検討しましょう。
困った時の対策!室外機設置場所の確保
マンションや賃貸アパートに住んでいる方々には、室外機の設置場所確保は大きな課題です。
設置場所が見つからず、エアコンを取り付けられないケースもあります。
しかし、そのような場合でも、工夫次第で問題の解決は可能です。ここでは、限られたスペースで室外機を設置する方法についてご紹介します。
壁面に設置
ベランダが狭くて設置できない場合、室外機を壁面に設置する方法があります。
壁に「壁面金具」という専用の架台を取り付け、そこに室外機を設置します。
ただし、3階以上の高さでは落下の危険性があるため取り付けられません。
天吊りによる設置
マンションでベランダに室外機を置くスペースがない場合、ベランダの天井に室外機を吊るす方法もあります。
天井に「天井吊り金具」を取り付け、そこに室外機を設置するのです。
ただし、天井部分に確実に固定されていないと室外機落下の危険性があります。
2段置きで設置
室外機を2台設置するスペースがない場合、室外機を上下に2台設置する方法があります。
「2段置き金具」を使用し、1台目を下段、2台目を上段に設置します。
配管横引き・立ち下ろし
2階または3階の部屋でベランダに設置場所がない場合、室外機を1階の地面に設置する方法があります。
配管を1階まで降ろして、室内機と室外機を接続します。
設置の際は、長いハシゴを使用するため、十分な作業スペースが必要です。
これらの方法を活用すれば、限られたスペースでも室外機を設置できます。専門業者に相談して、最適な方法を見つけましょう。
壁の穴開けNGの場合
壁の穴開けがNGの場合、以下のような代替案もあります。
- 窓エアコンの設置…室外機はなく窓に取り付けるだけ
- 家庭用スポットエアコンの設置…室外機はなく工事も不要
- 冷風扇の設置
まとめ
今回は、賃貸でのエアコン設置で課題となる室外機の設置場所確保の方法や、万一見つからない場合の代替案を説明しました。
十分な設置スペースがない場合でも、壁面設置や天吊り設置、配管横引き・立ち下ろしなど、工夫によりエアコン室外機を設置できます。
専門業者に相談して最適な方法を見つけ、快適な住環境を手に入れましょう。
「Kizuna住設株式会社」は、大阪府大東市を拠点にエアコン販売・取り付けを専門に行っています。
個別住宅へのエアコン取り付けから、集合住宅の空調設備まで、幅広く対応可能です。
さらに、エアコン取り付け後の万が一の事態にも対応できるよう、安心の保証サービスを完備しています。
また、室外機の設置場所にお困りの方には、最適な解決策をご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。