2023年05月11日

エアコンの室外機にカバーは必要?

エアコンの室外機にカバーは必要?

機能を損なわない選び方を解説!

外で野ざらしになっているエアコンの室外機ですが、室外機にカバーをつける必要はあるのでしょうか。実は、室外機の置かれている場所によっては、カバーをかけることでエアコンの効率が上がることがあります。今回は、室外機にカバーを取り付けるメリットや選び方のポイントを解説します。ご自宅の場合はどうなのかチェックしてみましょう。

1. エアコンの室外機にカバーを取り付けるメリット

まずは、エアコンの室外機にカバーを付けるメリットについて解説します。

1-1. 見た目がおしゃれになる

住宅の外観をおしゃれに演出し、統一感のある景観を手に入れたい方には「エアコンの室外機にカバーを取り付ける」ことをおすすめします。室外機の色は「ベージュ」が主流です。外壁がシックで落ち着いた色であったり、外観にこだわりがあったりする住宅では、むき出しの室外機が思いの外目立ってしまうでしょう。室外機のカバーには、全体を覆う「ルーバー」タイプと、上に乗せる「屋根型パネル」タイプの2種類があります。見た目を重視する場合は、「ルーバー」タイプの室外機カバーを選びましょう。 各社からさまざまな素材やデザインの室外機カバーが販売されているため、自宅の外観や雰囲気に合った商品が見つかるはずです。室外機にカバーを取り付けることで、外から見た家の印象が大きく変わります。周囲の環境と調和するような室外機カバーを設置すれば、家を眺める度に満足感が得られるでしょう。

1-2. 太陽光を遮ることで節電効果が期待できる

室外機は直射日光の当たらない日陰に設置することが推奨されています。スペースの関係で、直射日光が当たり続けたり、照り返しの多かったりする場所にしか室外機を設置できないこともあるかもしれません。しかし、室外機の周辺が高温になると、エアコンのパワーが低下してしまいます。直射日光に照らされて高温になった室外機では、エアコンから運んできた熱をうまく放出できなくなってしまいます。その結果、エアコンの効率が低下してしまうのです。 目に見える大きな実感はないかもしれませんが、エアコンの使用料として日々積み重なると最終的には大きな差になっていきます。十年程度使用することを考えたら、室外機に直射日光が当たらないような対策をおすすめします。

1-3. 雨や雪、衝撃から保護する

室外機カバーには、雪や風などから保護する役割もあります。雪が積もると室外機の吹き出し口をふさいでしまう可能性があり、空気の流れが阻害されて循環が妨げられることで、エアコンの正常な運転に支障をきたす恐れがあるでしょう。最悪の場合、暖房運転が停止してしまうこともあるので気をつけてください。室外機カバーは天候による影響を抑えるだけでなく、物がぶつかった時の衝撃や劣化を防ぐメリットもあります。

2. エアコンの室外機にカバーを取り付けるデメリット

室外機カバーの設置は、メリットばかりではありません。カバーの種類によっては、かえってエアコンの効率を下げてしまうこともあるでしょう。前述のように、エアコンの室外機は、外気を取り込んだり放出したりする役目を持っています。その際に、室外機の全面をすき間なく囲むようなカバーを取り付けてしまうと、逆効果になることがあります。「多少効率が落ちても見栄えをとりたい」という場合には問題ありませんが、「できれば機能性も落としたくない」という場合には、これから紹介する選び方を参考にしてください。

3. エアコンの機能性を損なわない室外機カバーの選び方

ここでは、エアコンの効果を損なわないための、室外機カバーを選ぶ際のポイントについて解説します。

3-1. 全体を覆わないタイプの室外機カバーを選ぶ

エアコンの機能性を極力損なうことなく直射日光を遮るには、「屋根型パネル」タイプのカバーがおすすめです。室外機の上に設置するだけなので設置も楽で、比較的コストも低く、直射日光による影響を防げます。常に日陰になる位置にエアコンの室外機が置かれているのなら、見栄え以外にカバーをかける理由はあまりないでしょう。直射日光が当たらない位置にあり、見栄えも気にしない場合には、カバーをかけないほうがエアコンの効率がよくなります。

3-2. 見た目も重視したいなら空気の通り道をチェック

見栄えを大切にしたいのでルーバータイプのカバーをかけたいという方は、前面のみや排気箇所が開閉するタイプを選びましょう。また、空気の循環がしやすいように作られている「逆ルーバータイプ」のような、見栄えと機能性が両立しているカバーもあります。空気の循環を考慮すると、ジャストサイズのカバーを室外機にかけるとエアコンの効率が落ちる危険性もあります。室外機の大きさより、ゆとりをもったサイズのカバーを選ぶようにしましょう。

4. まとめ

今回は、室外機にカバーを取り付けるメリット・デメリットや選び方のポイントを紹介しました。室外機が設置されている場所や目的によって、設置をおすすめするカバーは異なります。機能性や見栄えのバランスをとりながら、納得のいく室外機カバーを見つけてください。 大阪府大東市にあります「Kizuna住設株式会社」では、大阪府や周辺エリアを中心に、エアコンの取り付け工事や住宅設備機器の設置工事を手掛けております。お客様のご自宅に最適なエアコンを提案いたしますので、小さなことでもお気軽にご相談ください。当社には、エアコンの販売や取り付けに関する豊富な実績がございますので、安心して工事をお任せください。