1. エアコンを用意する〜取り付け方法を決める

最初に、エアコンを取り付ける際の事前準備について解説します。

1-1. エアコンの用意

エアコンを購入する際には取り付けのことも考慮する必要があります。部屋の広さによってあっているかどうかが異なってくるため、性能と設置場所の広さが大幅にずれることがないようにしましょう。 たとえば部屋の広さが10畳であるにも関わらず、6畳用のエアコンを購入してしまうと性能不足に陥ってしまう恐れもありますし、常にフルパワーで稼働することになり電気代が高額になってしまう可能性もあります。取り付けが完了したあとに発覚したとしても、手遅れで返品交換ができません。取り付け前であれば返品ができるケースが多いので、問題がないか取り付け前にしっかりと確認しましょう。

1-2. 取り付け方法を決める

エアコン購入後は取り付け方法を決めることになります。一般的には業者に取り付けをしてもらうケースがほとんどですが、ご自身で取り付けすることもできます。ご自身にとって都合の良い手段を選択するべきですので、依頼するのかご自身でおこなうのかを事前に決めておくとスムーズです。いずれの場合にも購入店舗に取り付け方法をどうするのか伝えましょう。

2. 見積り依頼〜取り付け日程の調整

事前準備が完了した後は、エアコンを設置する見積もりをとりましょう。

2-1. 見積り依頼をする

業者に取り付け依頼をする場合には、まずは作業の見積り依頼をしましょう。購入した店舗にそのままと取り付けの依頼をすることがほとんどです。購入費用の中に取り付けに関する費用が含まれている場合もあるため、購入前に確認しましょう。あるいは取り付けだけを別の業者に依頼するという方法もあります。時間をかけずに決めてしまいたいが故に1社だけの見積もりで判断してしまいがちですが、相場よりも高額な費用を提示されるかも知れません。企業毎に取り付け費用は異なりますので、複数の業者から見積もりをもらい、比較することをおすすめします。

2-2. 取り付け日程の調整

見積り金額などに問題がなければ、正式にエアコン取り付けを依頼することになります。現地での取り付け作業をおこなう日程調整が必要です。所要時間確認して、その上で希望日を伝え、業者のスケジュール的にも問題がなければその日で決定となります。

3. 当日の作業

ここでは、当日の作業について解説していきます。

3-1. 養生

取り付け作業当日に、設置場所を作業員が訪問します。壁や床などにダメージを与えてしまうことがないよう、作業前に養生を行います。基本的には作業場所の周辺にだけおこないますので、荷物や家具など支障がある場合にはどかさなければなりません。エアコン本体を搬入し、開梱します。

3-2. 取り付け作業

いよいよ取り付け作業です。取り付ける前に位置の確認を行います。電源や室外機へと繋がる穴との位置関係を踏まえて最終的な位置を決定しましょう。位置が決まったら、取り付けるために必要となるパネルをまずは壁に固定します。つづいてドリルを使用して室外機へとつながる穴を開け、エアコン本体と配管の接続作業をおこないます。接続が完了次第、配管を穴から通しつつ、パネルにエアコンを固定したら室内部分の作業は完了です。 その後、外側に周り、室外機の取り付け作業を行います。配管の穴部分に化粧カバーを施して整えたら設置作業が完了となります。配管の中を真空状態にするために「真空引き」作業を最終段階で行う必要があります。しかし、業者によっては確認作業を行わない場合もあるため、作業漏れしていないかチェックしましょう。

3-3. 最終チェック

取り付け作業後、エアコンの動作確認を行います。エアコン本体に初期不良や、取り付け不備によって正常に作動しないことも少なくありません。ひと通りの機能をしっかりと確かめましょう。問題がなければ、以上でエアコン取り付けは完了です。実際に使い始めた際に問題が発生することもあるため、その場合のアフターフォローや依頼方法などについても確認しておくことをおすすめします。

4. まとめ