2023年03月20日

エアコン取り付けは自分でできる?

エアコン取り付けは自分でできる?

方法や注意点について解説!

エアコン取り付けは業者の方に依頼するというのが一般的ですが、ご自身で取り付けを行う方法も存在しています。何も知らないままおこなうことは非常に難しいため、あらかじめ道具を用意した上で手順に関しても把握しておくことが必要です。また、電気の配線に触れなければならない取り付けや固定などは電気工事士の資格がなければ行うことができません。今回は、電気工事士の資格がなくても行えるエアコンの取り付け方法と、注意点についてご紹介します。

1. 【注意】基本的にエアコン取り付けはプロに任せるべき

自分でエアコンを取り付ける方法を説明する前に、エアコン取り付けをプロに任せるべき理由を解説します。そもそもエアコンの取り付け自体は資格がなくても行うことができますが、エアコン設置にあわせた専用コンセントの設置や、内外接続線の固定作業などは電気工事士の資格がなければ行うことができません。
エアコン設置に際し、これらの作業ができないとなると、素人でもエアコン設置できるのはかなり限定的なシチュエーションに限定されると言わざるを得ません。エアコンは高い買い物であり、室内のレイアウトにも影響を及ぼすため、後悔のない設置をしたいならプロに任せましょう。

2. エアコンを自分で取り付ける際に必要な道具

エアコンを自分で取り付ける際には、いくつかの道具が必要となりますのでご紹介します。

2-1. 購入したほうがいい道具

購入したほうがいい道具としては、以下の道具が挙げられます。 ・ドライバー ・ペンチ ・ニッパー ・六角レンチ ・モンキーレンチ ・スパナ(両口) ・パイプベンダー ・ガス漏れ検知器 取り付けの際にはネジ締めはもちろん、ナットを締めつけたり、電源ケーブルの接続部分の皮むきをしたりなどの作業が発生します。エアコンの取り付け作業だけでなく、一家に一つあれば他の用途でも使用する機会がある道具となりますので、購入するのがおすすめです。なかにはすでに所有しているものもあるので、改めて新品を用意する必要はありません。不足しているものだけ購入すれば十分です。

2-2. レンタルで十分な道具

以下の道具に関しては、購入ではなくレンタルで十分なものとなります。 ・トルクレンチ ・ドリル(電気・コア) ・エアコンダクトカッター ・フレアツール ・真空ポンプ ・真空ゲージ ・リーマー ・パイプカッター 基本的にはエアコン取り付けにしか使用することがなく、取り付け後には不要になってしまうものばかりです。購入することも可能ですが、使用する機会がほとんどないためエアコン取り付けのために用意するのであればレンタルしましょう。

3. エアコンを自分で取り付ける方法

ここからは、実際にエアコンを自分で取り付ける方法についてご紹介していきます。

3-1. 取り付け位置を確認の上で背板を取り付け

まずはエアコンを取り付ける位置の確認を行いましょう。コンセントの位置や電圧、室外機との位置関係を考慮した上で決定します。問題なければ背板の取り付けです。エアコンをそのまま壁に取り付けるのではなく、背板を取り付けてそこに対してエアコンを固定する形にすることで、振動や落下防止の効果があります。水準器を使用して水平になるように慎重に取り付けましょう。万が一水平でなかった場合、排水などに影響が出てしまいます。

3-2. 壁に配管用の穴あけ

エアコンと室外機を接続するための穴をあける必要があります。基本的には背板右下にあるくぼみ部分に穴を開けます。電動ドリルやコアドリルを活用して室内から外に向かって穴を開けていきましょう。壁の素材次第では素人では開けられないケースもあるため、無理せずに業者に依頼することをおすすめします。集合住宅の場合はあらかじめ管理組合やオーナーに確認をしておきましょう。

3-3. エアコン取り付け

取り付けた背板に対して、エアコンを固定します。しっかりと固定ができたら、室外機へとつながる配管をエアコンから穴を通して外に出していきます。配管の接続方法は配管穴の位置によって若干異なるため、適した接続方法になるように注意しましょう。

3-4. 室外機取り付け

室外機は基本的に配管穴の真下の位置がおすすめです。ベランダやバルコニーに置くのがベーシックな取り付け方となりますが、立ちおろしや屋根置きなどバリエーションはさまざまです。

3-5. 試運転

配管の接続も完了したら、最後に試運転をおこまいましょう。温度設定どおりに空気が出てくるか、ガス漏れなどしていないか確認をします。ひと通り問題なく動作しているようであれば、取り付け完了です。

4. エアコンを自分で取り付ける場合の注意点

ここからは、自分でエアコンを取り付ける際の注意すべきポイントについて解説します。

4-1. ガス漏れに関するリスクがある

エアコン取り付けに関して最も注意しなければならないのがガス漏れです。配管の接続に不備があった場合や真空引きが正しくできていなかった場合などに発生します。ガス漏れしてしまうと冷媒ガスを専門業者に充填してもらわなければいけなくなるため、念入りに確認しましょう。

4-2. 一人では難しい

エアコン本体や室外機は重量があるため、一人では作業は難しいでしょう。最低でも二人で行わなければ落下による破損や怪我をしてしまう恐れがあります。体力などに自信があるという方であっても、無理をしないようにしましょう。

4-3. 保証がない

ご自身で取り付けをおこなう場合には保証が一切ありません。万が一失敗してしまうと、それで終わりになってしまいます。すべての作業を慎重に行わなければなりません。

5. まとめ

エアコンの取り付けをご自身で行う場合には、電動ドライバーをはじめ、真空ポンプやパイプカッターなどの専門的な道具を用意しなければなりません。配管用の穴を開けることになるため、失敗しないように手順をしっかりと把握した上でおこなうようにしましょう。繰り返しになりますが、エアコン設置は基本的にプロに依頼するのがおすすめです。 「Kizuna住設株式会社」は、エアコン取り付けの工事をはじめ住宅設備機器の設置工事を専門に取り扱っている会社です。取り付け後に万が一何かあったとしても保証サービスをご用意しております。新しいエアコンの販売も行っておりますので、購入と取り付けをまとめておこなうことも可能です。お気軽にお問い合わせください。